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BTRCコーチ紹介|安里秀光「走ることを通して人として成長する」(Episode 1)

安里秀光コーチのレース中の走り
実業団(旭化成)で培った走りと経験が、今の指導につながっている

今回ご紹介するのは、

BTRC沖縄のコーチ、

安里秀光です。


沖縄の長距離界がまだ全国と大きな差があった時代、

その中で挑戦し、結果を残してきました。


今はコーチとして、競技者を経て感じた大切な部分、

走ることを通して「人として成長すること」を伝えています。


以下、本人寄稿。



陸上のきっかけ|野球から駅伝へ


中学時代は野球部に所属していましたが、

陸上競技会や駅伝大会にも出場していました。


3年時の県内駅伝では、兄弟そろって区間賞を獲得。


その結果、私立沖縄高等学校(現在の沖縄尚学高等学校)へ

推薦入学することになりました。


中学生野球部の集合写真
中学時代は野球部


高校時代|沖縄から全国へ挑戦


高校に入学したが、

学校には中・長距離の指導者はおらず、

最初の2ヶ月ほどは短距離専門の先生のもとで練習を行った。


当然ながら、そのままで強くなるはずはなかった。


部室には、


「沖縄県男子5000m高校記録 15分18秒」


というOBの記録が掲示されていた。


その記録を見て、「自分もここを目指したい」と思った。



直談判して掴んだ環境


那覇市内でスポーツ店を営む指導者に直談判し、

何度もお願いしてようやく指導を受けられるようになる。


練習は激しく厳しく、

周囲からは「身体を壊す」と言われることもあった。


それでも、全国で勝負したいという気持ちが強く、

我慢強く練習に取り組み続けた。



思い出の大会


① 1984年 インターハイ(秋田)


男子5000m決勝 10位


沖縄から長距離種目で全国決勝に進出すること自体が珍しい時代、

「沖縄でも全国で戦える」ことを証明できた大会だった。


インターハイで走る安里秀光
沖縄でも全国で戦えることを証明したレース


② 1985年 5000m 14分34秒(県高校記録更新)


高校最後の大会で記録を更新し、


非常に思い出深いレースとなった。



「高校は推薦入学ではあるが、

3年間通学・遠征・生活費と経済的に厳しい期間、

私のやりたい事をさせてもらった家族には感謝している。」



実業団|名門旭化成での経験


高校卒業後は、宮崎県延岡市の旭化成へ入社。


旭化成には、全国トップレベルの選手が集まり、

国際大会で活躍する選手もいる環境だった。


同じ職場には、宗猛さんや谷口浩美さんといった

世界レベルの選手が在籍しており、

大きなプレッシャーの中での生活だった。



競技と仕事の両立


実業団選手であっても、

一般社員と同様に勤務を行う。

但し就業時間は短い(夏季は9時から16時30分、冬季は9時から14時30分)。


私は、厚生係として工場内約1000人の従業員を対象に、

スポーツ大会や行事の運営を担当。


「業務を通し、仕事の段取りから取り組みまで丁寧に教わり、

従業員からの応援や激励を頂きながら、社会人として育ててもらった。」



厳しい環境での競争


練習グループはマラソン・A・B・Cの4段階に分かれ、

当初はCグループからのスタート。


毎年結果を出さなければ残れない厳しい環境。


その中で、できることを積み重ね続けた結果、

3年目以降に記録が伸び始める。



【陸上部の一日】


6時30分

全員で10km走(40分程)


7時30分

寮内で朝食を自炊(同室の二人分)


3年間程、その後寮部屋は個室に改装され朝食は一階食堂にて食べる様になる。


「自炊を経験し時間の使い方や工夫する事を身に付けたと思う。」


9時

一般勤務(4時間~6時間)後、

本練習



仲間であり、ライバルでもある


実業団の環境は想像以上に厳しいものだった。


同じチームであっても、全員がライバル。


同室の先輩は他人を起こす事はない。

こっそり部屋を出て練習するし、

集合時間前に何kmか走る選手も多い。


朝練から高いレベルでの競争があり、一つ結果を出せなければ次がない。


そんな弱肉強食の世界ではあったが、

時には1泊2日のキャンプのような思い出も。


企画から買い出し、会場までの荷物運搬、

会場での火起こし料理や翌日の朝食と、

全員が協力する行事である。


常にストイックな選手達であるが、その日だけはごく普通の一般人だった。



マラソン実績|結果と手応え


選手生活10年の中で、


マラソン2時間14分18秒の記録を達成。



印象に残るレース


びわ湖毎日マラソン


2時間14分27秒 8位(日本人2位)


びわ湖毎日マラソンで走る安里秀光
国内外トップ選手と同条件で戦い入賞


ライバルとは、同じ環境で同じ練習メニューを実施するわけで、

いかにして相手に勝つかを考え工夫し取り組んだ。


一つの目標を達成するには、多くの犠牲を覚悟しなければならない。



指導の軸|人間力を育てる


現役生活の中で学んだ最も大切なことは、


記録や順位だけではない。



人間力


・支えてくれた人への感謝

・ライバルへの敬意

・周囲への配慮

・自分自身の謙虚さ



「競技を通して人間力を身につけることが大切だと学んだ。」



現在の活動|BTRCでの指導


10年間の実業団生活で得た経験を活かし、


現在はBTRC沖縄で指導にあたっている。



「走ることの楽しさ、マラソンの面白さを伝えていきたい。」



競技場で指導するコーチのツーショット
今は指導者として後進の指導にあったている(左・秀光/右・俊光)


まずは一度、体験してみてください


BTRCでは、初心者から経験者まで、


それぞれに合った形でランニングを楽しめる環境があります。








連載



▶︎俊光編(Episode 2)近日公開

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